宣隊レポート

デジタルに強くなる

心理学で読み解くフォントデザインの選び方

デザインや資料を作成するとき、フォント選びにどれくらい気を使っていますか?「なんとなく見やすいから」「デフォルトで設定されていたから」と適当に選んでしまっていませんか?実は、フォントにはそれぞれ特有の「感情を引き出す力」や「印象を左右する効果」があります。どのフォントを選ぶかによって、メッセージの伝わり方や読者の行動が大きく変わることも!
この記事では、心理学の視点からフォントデザインの選び方を解説していきます。ビジネス資料やプレゼン資料、SNSの投稿など、フォントひとつで「伝わるデザイン」にアップデートする方法を学んでみましょう!


目次
1.はじめに:フォントが与える心理的効果とは?
2.フォントの種類と印象の違い
3.目的別フォントの選び方
4.まとめ:フォントで印象を自在にコントロールしよう!

1. はじめに:フォントが与える心理的効果とは?

普段、何気なく目にしている文字やフォントですが、その形やデザインが私たちの感情に大きく影響していること、知っていましたか?実は、フォントは見た目以上に「人の心に響く力」を持っています。同じ内容の文章でも、フォントを変えるだけで「信頼感がある」「親しみやすい」「楽しい」といった印象がガラッと変わります。

例えば、ビジネスの資料で使うフォントが手書き風だったらどう感じますか?おそらく「ちょっとカジュアルすぎるかな?」と違和感を覚えると思います。一方で、子ども向けの絵本に堅苦しいセリフ体を使うと、楽しい雰囲気が台無しに。こんなふうに、フォントは「言葉そのもの以上のメッセージ」を伝える重要な役割を果たしています。

以前こちらの記事でも、心理によって与える影響について書いたので、ご覧ください。この記事では、フォントが人に与える心理的な影響について、わかりやすく解説していきます。「なんとなく」で選ぶのではなく、フォントを効果的に活用して、伝えたいメッセージがもっとしっかり伝わるデザインを目指してみませんか?

2. フォントの種類と印象の違い

フォントって、ただ文字を見やすくするだけのものだと思っていませんか?実は、フォントにはそれぞれ独自の「性格」みたいなものがあって、それが見る人の感情や印象に大きく影響しています。ここでは、代表的なフォントの種類と、それぞれがどんな印象を与えるのかをわかりやすく解説します!


1. セリフ体:信頼感と伝統を演出

セリフ体って、文字の端にちょっとした飾りがついているクラシックなフォントです。例えば Times New RomanGeorgia が代表的ですね。
これらは格式や信頼感、落ち着きのある印象を与えてくれます。だから、新聞やビジネス文書、公式なサイトでよく使われます。「きちんとしている」「信頼できそう」という雰囲気を出したいときにぴったり!


2. サンセリフ体:親しみやすくモダンな印象

サンセリフ体は、セリフ体のような飾りがなくてスッキリしたデザインが特徴。代表的なものには ArialHelvetica があります。
シンプルで現代的な雰囲気を持っていて、親しみやすさやカジュアルな印象を与えます。特にウェブサイトや広告、SNSなど、カジュアルだけど読みやすさが求められる場面で大活躍です。「とっつきやすい」けど「洗練されている」そんなイメージですね。


3. 手書き風フォント:温かみと個性をプラス

手書き風のフォントは、柔らかくてアットホームな印象を与えるのが得意。Comic SansBrush Script みたいなフォントがこれに当たります。
子ども向けの教材や、お祝いカード、カフェのメニューデザインなどに使われることが多いですよね。ただし、カジュアルすぎる印象があるので、ビジネスシーンでは使いどころに注意です。


4. モノスペースフォント:テクニカルで真面目な雰囲気

モノスペースフォントは、すべての文字が同じ幅で揃っているのが特徴。たとえば CourierConsolas がその代表です。
プログラミングやコードを書くときによく見かけると思いますが、技術的で冷静なイメージを持っています。ちょっと無機質な雰囲気を出したいときに便利!


フォント選びひとつで、文章やデザイン全体の雰囲気が大きく変わります。「信頼感を出したいのか」「親しみやすさを伝えたいのか」、目的に合わせてフォントを使い分けることで、メッセージの伝わり方がぐっと良くなりますよ!どんな印象を作りたいのか、まずはフォントの性格を理解することから始めてみましょう!さらにフォントについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。(引用:YATのblog)

3. 目的別フォントの選び方

フォント選びって、なんとなく「見やすいからこれでいいや」って決めがちですよね。でも、どんな印象を与えたいかによってフォントを使い分けると、文章やデザインの「伝わりやすさ」が格段にアップします!ここでは、目的別に最適なフォントの選び方をご紹介します。これを押さえれば、フォント選びがもっと楽しくなるはず!


1. ビジネス資料で信頼感を高めたいとき

大事なプレゼン資料や契約書みたいな場面では、信頼感プロフェッショナルさが必要ですよね。こんなときは、クラシックなセリフ体がベストです。たとえば Times New RomanGeorgia
これらのフォントは、「きちんとしている」印象を与えやすいので、読む人に安心感を持ってもらいやすいです。逆に、カジュアルすぎるフォントを使うと「この人、本気?」と思われちゃうこともあるので注意!


2. SNSや広告で親近感を出したいとき

SNSの投稿や広告では、見る人に「親しみやすい」「オシャレで洗練されている」と思ってもらいたいですよね。そんなときは、シンプルなサンセリフ体が活躍します。
例えば、HelveticaArial、そして少し柔らかい印象の Futura なんかもおすすめ。無駄な装飾がないので、すっきりと読みやすく、現代的なイメージを伝えるのにぴったりです。また、Webデザインの際に、フォントにお困りのかたはこちら。Webデザインのフォントは、普通のフォントと比べて、ウェブ環境に最適化されており、どのデバイスでも美しく表示されるよう設計されています。


3. 子ども向けやカジュアルな場面で楽しい雰囲気を作りたいとき

子ども向けのデザインや、ポップな雰囲気を出したいときは、手書き風フォントが大活躍!Comic SansBrush Script は、見た目が柔らかく、親しみやすい印象を作りやすいです。
ただし、大人向けのビジネス文書には合わないので、使いどころには注意してくださいね。「ちょっと遊び心を出したいな」という場面で選ぶと効果的です。


4. 高級感や洗練されたイメージを伝えたいとき

高級ブランドやラグジュアリーな商品には、繊細でエレガントなフォントが必要です。細めのセリフ体や、上品なサンセリフ体がおすすめ。たとえば BaskervilleDidot は、スタイリッシュかつ信頼感を与えます。
このタイプのフォントは、余白や文字サイズとのバランスを考えて使うと、さらに洗練された印象に仕上がります。


5. 技術的でクールな印象を与えたいとき

ITやプログラミング関連のデザインには、モノスペースフォントがピッタリです。CourierConsolas のように、文字幅が揃ったフォントは、技術的で正確なイメージを伝えるのに最適です。
このフォントを使うだけで、「シンプルだけどプロっぽい」デザインを作りやすくなります!

4. まとめ:フォントで印象を自在にコントロールしよう!

フォントはただの文字の形ではなく、見る人の感情や印象に大きな影響を与える大切なツールです。信頼感や格式を伝えたいならセリフ体、親しみやすさやモダンさを出したいならサンセリフ体、温かみや遊び心を表現するなら手書き風フォントなど、目的に合わせた選び方ひとつでメッセージの伝わり方が劇的に変わります。

特にビジネスやデザインの場面では、フォント選びが「伝える力」を左右する重要なポイントになります。「何を伝えたいのか」「どんな印象を与えたいのか」をしっかり考え、それにふさわしいフォントを選ぶことが成功の鍵です。

フォントを効果的に活用して、伝えたいメッセージをより魅力的に、そしてより確実に届けましょう!あなたの文章やデザインが、きっと一段と輝くはずです。

広報宣隊】では定額制で、SNS広告はもちろん、チラシやポスター、動画作成など、様々なデザインを通してブランディングとデザインの力を最大限に活用し、販促活動の成功をサポートします!

フォント選びにお困りの方や、どの企業に依頼するかご検討している方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。

デザインに興味、相談がある方は、まずはお気軽に広報宣隊のお問い合わせフォームからご相談ください!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: .png

  • Twitter
  • facebook
  • LINE