宣隊レポート

デザインに関わること

印刷物には種類がある⁉︎
ー印刷物の目的・用途を徹底解説ー

以前、印刷方法についてご紹介しましたが、そもそも印刷物には多くの種類があるのはご存知でしたか?
雑誌やカタログ、名刺から伝票に至るまで、身の回りの印刷物には目的や用途によって細かい分類があります。
本日は印刷物の種類について、効果的な使い方と併せて解説していきます。

目次

  1. 印刷物の種類について
  2. 【シーン別】印刷物の効果的な使い方
  3. まとめ

印刷物の種類について

商業印刷物

企業や団体など事業で使用され、宣伝用印刷と業務用印刷の2つに分類されます。
人の目に触れ関心を得ることが目的のため、キャッチコピーや写真、イラストなどを多用したデザインで、見た目を重視したカラー印刷が多いのが特徴です。

  • 宣伝用印刷:販売促進、宣伝、案内用として使用される印刷物
    【例】チラシ、パンフレット、ポスター、リーフレット、POPなど
  • 業務用印刷:情報伝達や説明のために使う印刷物
    【例】カタログ、会社案内、マニュアル、報告書、社内報、名簿など

出版印刷物

主に新聞社や出版社、官公庁が発行する商業出版物で、情報伝達を目的とした読み物として使われる印刷物です。表紙と本文で構成され、それぞれ異なる用紙を使用します。紙面の構成は文章が中心になる場合が多いです。
【例】新聞、雑誌、書籍、地図、教科書、学習参考書など

事務用印刷物

企業内または企業間で事務作業に利用される印刷物です。
一般事務用品やビジネスフォームがこれに該当します。一般的には単色印刷や2色印刷が多いです。
【例】名刺、封筒、ノート、手帳、帳票、伝票、通帳など

証券印刷物

金銭や信用に関するやり取りで用いられる証書類やカード類のことです。
金銭としての価値や、個人・法人の信用を担保するため、偽造対策として特殊な用紙やインキを用いた印刷、透かしなどの特殊加工が施されているという特徴があります。それにより高度な印刷技術が必要になるため、対応できる印刷会社は限られています。
【例】株券、商品券、、証書、銀行のキャッシュカード、クレジットカード、宝くじ、イベント会場で利用するチケットなど

包装印刷物(パッケージ)

物を包装するために使われる印刷物です。
扱う用紙が厚紙やフィルムであるため、通常の商業印刷とは印刷機の仕様やオペレーターのスキルが異なってきます。
【例】箱、包装紙、フィルム、飲料ラベル、容器類など

その他特殊印刷

紙以外に印刷された上記に分類されない印刷物のことです。
一般企業や団体の事業活動に使われる印刷物を対象としています。
【例】金属、布地、ガラス、建装材、シール印刷、電気電子部品などの工業製品の印刷

【シーン別】印刷物の効果的な使い方

印刷物は様々なシーンで効果的に使用することができます。
ここではシーン別に印刷物の効果的な使い方を3つご紹介します。

イベント

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類に引き下げられたことで、今年は各地で展示会やプロモーションイベントなどリアルイベントが開催されています。そんなイベントシーンにおいても印刷物は効果的に使用することができます。

鮮やかなデザインや引き立つキャッチコピーを使用したポスターやチラシを作成することで、来場者の関心を引く宣伝活動が可能です。
またイベント当日は、パンフレットを配布してイベントの詳細情報やスケジュールを伝え、ロールアップバナーポップアップディスプレイを使いブースの目立つ場所に製品やサービスの情報を表示し、わかりやすく必要な情報が一目で分かるようにデザインすることで、来場者に詳細な情報を提供することができます。

販促キャンペーン

商品・サービスの販売、マーケティングやプロモーションなどの販売促進を行うシーンにおいても多くの印刷物と関わり効果的に使用することができます。

ターゲットに届けるパンフレットの制作、販促活動に欠かせないチラシの作成のほか、特別なプロモーションやイベント宣伝のために、クーポンや割引券、特典を記載・作成することで来店を促進し、顧客の購買意欲を高めます。
また自社の認知度向上などを目的にしたノベルティ制作も効果を発揮します。

研修・トレーニング

社内の研修やトレーニングにおいても、以下の場面で印刷物は効果的に使用することができます。

  • マニュアルやガイドブックの作成
    基本的な業務手順や学ぶ内容をコンパクトで分かりやすく印刷されたマニュアルなどを作成することで、社員は重要な情報を参照し、自己学習を進めることができます。
    その際テキストだけでなくグラフ・イラスト・写真などのビジュアル要素を活用することで、研修者の興味を引くことができ視覚的に理解しやすくなります。
  • ワークシートやチェックリストの作成
    明確な指示や質問を含んだワークシートや演習用紙を用意することで、実践的な学習を促進し、問題に取り組んだりすることができます。またチェックリストや振り返りシートを使用することで自己評価やフィードバックを受け取ることができ、将来のキャリア開発に役立てることができます。
  • グループディスカッション
    グループディスカッションでは、共通の情報を見ながら議論を進める必要があるため、関連する資料や情報を印刷して配布する必要があります。これにより基礎となる情報が共有され、自分の意見やアイディアを裏付けることができます。
    また印刷物を用意することで対話の訓練を行うための手段として有効的に活用することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は印刷物の分類と効果的な使い方についてご説明しました。
何を印刷したいかによって種類を選ぶ必要があることがわかりましたね!
また印刷物は想いを伝える手段として、もっとも身近なコミュニケーションの一つです。
あえてメールではなくデザインや印刷にこだわることで、より一層想いが伝わったり、特別感を演出したりすることができます。

このようにクライアント様の気持ちに寄り添いながら最適な印刷物をご提案できればと思っております。

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