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【文化比較】世界の幾何学模様
私たちの身の回りにあふれる「幾何学模様」。直線や円、繰り返されるパターンは、単なる装飾ではなく、それぞれの文化や宗教、思想を反映した深い意味を持っています。
中東のタイル模様、日本の和柄、アフリカの布、北欧の建築装飾まで──。地域や時代を超えて継承されてきた幾何学模様は、人々の美意識や世界観を読み解くヒントでもあります。
本記事では、世界各地の幾何学模様を文化的背景とともに比較し、それぞれに込められた意味や特徴をご紹介します。視覚的な美しさの裏にある、奥深い“文化の模様”を一緒に紐解いていきましょう!
目次
1.幾何学模様とは?
2.イスラム文化の幾何学模様
3.日本の和柄の幾何学模様
4.アフリカの幾何学模様
5.ヨーロッパと北欧の幾何学模様
6.模様に見る文化の共通点と違い
7.まとめ
1. 幾何学模様とは?

幾何学模様とは、三角形・四角形・円などのシンプルな図形を、規則的に組み合わせた模様のことです。学校の数学で出てきた“図形”をイメージすると、わかりやすいかもしれません。
でも実はこの幾何学模様、ファッションやインテリアだけでなく、建築・宗教・伝統文化など、世界中でさまざまな場面に登場しています。見た目が美しいだけじゃなくて、そこに意味や思想が込められていることも多いです。以下の章で、これらについて説明していきます。
また、こちらの記事では、幾何学模様についてより詳しく説明していますので是非ご覧ください!
2. イスラム文化の幾何学模様

URL:数学をアートする。イスラームの幾何学模様 | 世界のモスク
幾何学模様と聞いて、イスラムのモスクやタイルを思い浮かべた人も多いかもしれません。引用資料でも多くのイスラームの幾何学模様を紹介している様に、イスラム文化の中では、驚くほど緻密で美しい幾何学模様がたくさん使われています。
なんでそんなに多いの?って思いますよね。
実はイスラム教では、人や動物の姿をあまり描かないという考え方があるので、代わりに“神聖な美”を図形のパターンで表現するようになったのです。
しかも、その緻密さはアートとしてだけでなく、数学や科学とも深くつながっています。
見れば見るほど、ただの飾りじゃない“知の結晶”って感じがして、イスラム幾何学ってほんと奥が深いんです!
3. 日本の和柄の幾何学模様

URL:日本の伝統文様|和柄の種類一覧55選!名前・意味・ルーツ | 天羅万象 萬象ニ天意ヲ覚ル
実は、日本の伝統文様“和柄”の中にも、引用資料の様に、規則的で美しい幾何学パターンがたくさんあります!
たとえば、星のように広がる「麻の葉(あさのは)」、波のリズムを繰り返す「青海波(せいがいは)」、六角形をベースにした「亀甲(きっこう)」など。
どれも数学的な美しさと、日本ならではの意味や願いが込められています。
和柄は、「美」と「意味」と「パターン」が絶妙に融合した、日本の幾何学デザインなんです!
4. アフリカの幾何学模様

URL:アフリカの幾何学模様 写真 | Freepik
また、アフリカでも幾何学模様がたくさん使われています。
直線やジグザグ、三角やひし形の繰り返しパターン。実はそれぞれが、部族のシンボルや家族の歴史、祈りの意味を持っています。
アフリカでは、模様はただの装飾ではなく、「伝える手段」や「アイデンティティの証」として大切にされてきました。見れば見るほど奥深くて、カラフルな中に文化と意味がぎゅっと詰まっています!
5. ヨーロッパと北欧の幾何学模様

URL:北欧柄・北欧デザインって?ナチュラルおしゃれな北欧テキスタイル生地の作品7選|ハンドメイド、手作り通販・販売のCreema
北欧柄のナチュラルでおしゃれな生地が人気なように、ヨーロッパや北欧の幾何学模様にも、どこかミニマルで洗練された印象がありますよね。
たとえば、スウェーデンやフィンランドのテキスタイルに見られる直線やグリッドのパターン。
あるいは、北欧の建築や家具に使われる幾何学的なフォルム。どれも「無駄のない美しさ」を大切にしているのが特徴です。
一方で、ヨーロッパの歴史的な建築物――ゴシック様式のステンドグラスや、ローマ時代のモザイクなどには、精密な幾何学が芸術として取り入れられてきた背景もあります。
つまり、ヨーロッパと北欧の幾何学模様は、「装飾性」と「機能美」のバランスが絶妙です。
6. 模様に見る文化の共通点と違い

多くの文化の幾何学模様を紹介しました。
どこの国にもあるようですが、よ〜く見てみると、その形や色、使われ方には文化ごとの“クセ”や“らしさ”がしっかり出てるんですよね。
たとえば、イスラム文化の幾何学模様は「無限」を表すような繊細なパターンが特徴。
一方で、日本の和柄は自然や願いをモチーフにしたシンプルで意味深いデザインが多いし、
アフリカでは、模様そのものが“言葉”として使われていたりもします。
そして北欧やヨーロッパの模様は、シンメトリーや機能美が光ってて、またちょっと違う。
おもしろいのは、文化が違っても“人は模様を使って思いを表現する”という共通点があること。
でも「どう見せるか」は、歴史や価値観によってそれぞれ違うんです。
7. まとめ
いかがしたか?本記事から、文化の違いに対する幾何学模様への理解が深まったと思います。
幾何学模様は、宗教的な意味を持っていたり、自然への願いや、家族・共同体のつながりを表していたり、その土地の歴史や価値観が、模様というかたちで“見える化”されています。
旅先で見かけた模様、身の回りにあるパターンなど、ちょっと立ち止まって、「これってどんな意味があるんだろう?」と考えてみると、その奥にはきっと、まだ知らない文化の物語が隠れているかもしれません!
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