デザインに関わること
もう迷わない!伝わる「デザイン依頼書」の書き方ガイド

「思ってたデザインと違う…」そんなズレをなくすカギは、依頼の仕方にあります。
この記事では、誰でもすぐ実践できる“伝わるデザイン依頼書”の書き方を、プロ目線でわかりやすく解説します。
目次
1. デザイン依頼書って何?
2. 依頼書があると何が変わる?
3. 最低限おさえるべき項目
4. 伝わる依頼書にするコツ
5. よくある失敗と回避法
6. すぐ使える依頼書テンプレート
7. プロが「良い依頼書」と感じるポイント
8. デザイン依頼書のDX化
9. まとめ:良い依頼書が良いデザインを生む
1. デザイン依頼書って何?

デザイン依頼書は、「何を・誰に・何のために作るのか」を明文化し、依頼者とデザイナーの認識をそろえる設計書です。ロゴ、チラシ、Web、バナーなど制作物の種類を問わず、品質やスピードを左右します。言葉の解釈違いを防ぎ、修正回数やコミュニケーションコストを下げるのが最大の役割。キーワードは一貫性・再現性・目的適合です。
2. 依頼書があると何が変わる?
依頼書がないと、打ち合わせが増え、指示が感覚的になり、納期や予算がブレがち。一方、デザイン依頼書があると「目的→要件→判断基準」が共有され、初稿の精度が上がって修正量が減ります。結果として納期厳守・コスト最適化・成果最大化が実現。つまり依頼書はプロジェクトの地図であり、迷わないためのガイドです。
3. 最低限おさえるべき項目
依頼内容(ロゴ/チラシ/Webなど)、目的(集客・認知・採用など)、ターゲット(年齢・職業・課題)、参考デザイン(URLや画像)、納期(初稿と最終の2段階)、納品形式(ai/png/pdf/Figma)、予算レンジ、制作範囲(デザインのみ/原稿・撮影の有無)、ブランドトーン(信頼感・親しみ・高級感)、使用シーン(SNS広告・展示会パネル・LPヒーロー画像)。まずはここを網羅しましょう。
4. 伝わる依頼書にするコツ

①目的を先に書く:「展示会来場を増やす」「採用エントリー率を上げる」など。②感覚語を具体化:「おしゃれ」→「20代女性がSNSでシェアしたくなる明るいトーン」。③譲れない点と任せる点を分ける:ロゴの使用ルールは固定/色味は提案歓迎。④使用シーンを添える:どこで・どれくらいの期間・どのデバイスで使うか。これだけでデザイン依頼書の解像度が上がります。
5. よくある失敗と回避法
「急ぎで!」だけでは手戻りが増えます→中間チェック日を設定。「明るくして」など抽象的な修正→色番号・フォント名・余白量を数値で指定。関係者が多く意見が割れる→社内窓口を一人に統一。法的・ブランド制約の抜け漏れ→禁止事項・商標表記ルールを依頼書に明記。デザイン依頼書に判断基準を埋め込むのがコツです。
6. すぐ使える依頼書テンプレート
【デザイン依頼書】案件名/目的(達成したい指標)/ターゲット(年齢・職業・行動)/制作物の種類(ロゴ・バナー・LP等)/使用媒体(Web・印刷・SNS)/希望デザイン(色・トーン・参考URL・競合例)/サイズ・仕様(pxまたはmm)/納期(初稿日・最終納品日)/納品形式(ai・png・pdf・Figma等)/使用素材(ロゴ・写真・テキスト)/禁止事項・法的留意点/運用方法(掲載期間・媒体)/その他特記事項。社内標準フォーム化すると毎回の負担が激減します。
7. プロが「良い依頼書」と感じるポイント

最初に目的とターゲットが明快、使用シーンと運用期間がセット、判断基準(可否の軸)が書かれている、そしてクリエイティブ裁量の余白が残っていること。完成を「納品で終わり」でなく「使って成果を出す」と定義しているデザイン依頼書は、提案の質が上がり、費用対効果も高まります。
8. デザイン依頼書のDX化
GoogleフォームやNotionでオンライン化し、必須項目を設計すると抜け漏れが激減。フォーム回答をプロジェクト管理(Asana/ClickUp等)に自動連携すれば、初稿日やレビュー日も可視化できます。初期ヒアリングをAIで要約し「デザイン依頼書のたたき」を自動生成するワークフローを用意すると、スピードと正確性が両立します。
9. まとめ:良い依頼書が良いデザインを生む
デザイン依頼書はチェックリストではなく、チームの共通言語です。目的と言葉を具体化し、使用シーンまで共有できれば、修正は減り、納期は守られ、成果は最大化。デザインは「お願いする」ものではなく「一緒につくる」もの。その第一歩は、精度の高いデザイン依頼書から始まります。
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