デザインに関わること
デザインの役割とは?重要性について解説!
新年明けましておめでとうございます!
今回から全6回に分けて、デザインについてのあれこれを解説していく予定です。
第1回となる今回は、デザインという行為や言葉がどんな意味を持ち、私たちの日常生活にどんな役割を果たしているのかを説明していきます。
「デザイン」という言葉は耳にする機会も多く、特にこのブログを読んでいる方にはかなり身近な言葉だと思います。
皆さんは「デザイン」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
「綺麗につくられたもの」だったり「美しい・格好良いもの」といったイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。
ここでは、まず「デザイン」という言葉の意味や、「アート」との違い、そしてビジネスにおけるデザインの重要性について理解していきましょう。
デザインの言葉の語源はラテン語の`designare`を由来としていると言われており、「計画を記号に表す」や「線を引く、描く」といった意味を持っています。
つまり、「アイデアを何らかの形として表現する」とも言いかえることができます。
次に、デザインは「何のため」にするものなのか、ということにも触れていきたいと思います。
例えばペットボトルであれば、ラベルは私たちが飲み物の味を連想できるような表現になっており、キャップも私たちが開けやすいように凹凸があります。
何よりドリンクを持ち運ぶことができ、安価であるという機能性もあります。
その他、私たちの目にするあらゆるモノは「利用者=ヒト」に向けてつくられています。
中でも、利用者目線であらゆることが考慮されたモノは、ずっと使っていたい、持っていたいと思えたりするのではないでしょうか?
まとめると、デザインとはヒトのために思考し、最適な形として表現すること。
つまり、誰かの課題を解決するためのものと言えます。
また、デザインに近い言葉に「アート」があります。
先ほど、デザインとは誰かの課題を解決することであると説明しました。
対してアートは、作者による自己表現を主としています。
表現者の持つ価値観や、表現者が感じた社会的な問題などが作品として表現され、表現の幅は多岐に渡ります。
つまり、デザインとアートの違いは、「課題解決(デザイン)」か「自己表現または問題提起(アート)」かといった点です。
ただし、デザインとアートは相容れないものではなく、デザインとアートが融合することによって魅力的なものを生み出すこともできます。
そして近年、ビジネスにおいてもデザインは重要性を増しています。
デザインが重要である理由は大きく分けて3つ。
1.伝えたいことが伝わりやすくなる
誰かの課題を解決するためには、まずその人の求めていることを理解し、その上でどんな機能や情報がどんな段階で必要なのか、といった設計をしていくことが大切です。
その過程での取捨選択や、表現のブラッシュアップなどを経て、伝えたい人に伝わるようになっていきます。
2言葉で伝えられない情報を伝えられる
デザインしていく上で、余白や文字組み、色、イラスト、画像、触感などにも気を払っていくことが大切です。
これらは言葉ではありませんが、様々な情報を伝え、印象を持ってもらうことに大きな役割を果たしています。
非言語はデザインを構成する重要な要素で、誠実さや楽しさ、大らかさなどの感覚的な印象を見る人に感じてもらうことができます。
3ブランディングにつながる
前述の2つを満たし、誰かにとっての良いデザインを生み出し続けることは、一貫性のあるブランドの形成につながります。
ブランドが形成されていくと、数ある中から価格やスペックで選ばれるのではなく、「このブランドが好きだから」と選ばれるようになります。
利用者のロイヤルティを高め、継続的に購入してくれたり、利用してくれたりするファンを増えやすくなっていきます。
今回はここまで。
次回は実際のデザインの進め方について解説していきます!
お楽しみに!!