宣隊レポート

デザインに関わること

WEBサイト制作は納期が読み難い!? ~WEB制作の流れ4ステップ「制作」編~

年度末の3月、
みなさん忙しい日々を送っているのではないでしょうか?

弊社も例に漏れず慌しい毎日ですが、なんとか頑張っています!

 

今回は3つ目のステップ「制作」についてのお話です!!

制作

前回の設計が終わったら、いよいよ制作段階に入ります!

1. 画像やテキストを用意する

まずはWEBサイトに掲載する画像やテキストを用意します。

WEBサイトのデザインを「広報宣隊」に発注する場合は、
画像やテキストは基本的にお客様にご用意していただいていますが
「社内に文章を書ける人がいない!」
「写真やイラストが用意できない!」
といった場合は「広報宣隊」でご用意することも可能ですので
ぜひ一度ご相談くださいね!

……少し宣伝のようになってしまいましたが、
お客様側で画像やテキストをご用意する場合に
ひとつだけ注意してもらいたいポイントがあります。

それは「著作権に気を付ける」ということです。

よくやってしまいがちなのが、
検索して出てきた画像やテキストをそのまま、
あるいは一部改変して使用してしまうことです。

これは著作権の侵害にあたるので、絶対にやってはいけません!

インターネット上にある画像などの素材を無料で使用したい場合は
必ずフリー素材サイトのものを使い、
規約もしっかり読んで遵守しましょう

また、フリー素材は無料なので多くの人が使っています。
ありふれた印象になってしまう可能性も考慮に入れた上で
WEBサイトの素材を決定しましょう!

2. デザインを作る

いよいよWEBサイトのデザインを作っていきます。

WEBサイトのデザインは、
全てのページが同一のWEBサイトであることが分かるように
全体の統一感を持たせることが大切です。

印象がバラバラになってしまわないように、
配置や配色、使用するフォントなどを詳細に詰めていきます。

この作業はデザイナーが実施します。

大抵は「デザインカンプ」と呼ばれるデザイン案が提示され、
それを元に追加や修正を行っていきます。

基本的にパソコンで見た場合のデザインを制作しますが、
スマートフォンなどのモバイル端末にも対応させる場合は
モバイル端末から見た場合のデザインも作っていきます。

パソコンサイトとモバイルサイトで完全に個別のサイトを作る場合もありますが、
近年では閲覧するデバイスによって自動的に表示が切り替わる
「レスポンシブデザイン」が主流になっています。

どの端末からでも見やすく使いやすいデザインにするのがポイントです!

ちなみに、実感としてこのデザインを決める工程が一番時間がかかる工程です。

デザイン前に打ち合わせを行うのですが、
それを元にこちらからの提案やデザインカンプを作成する時間もかかりますし
お客様からのフィードバックでもタイムロスが発生しやすいです。

また、イメージの変更や要素の追加など、修正・変更の内容によっては
さらに工数が圧迫されてしまうので注意が必要です。

3. コーディングする

画像やテキストなどのコンテンツ、
そしてデザインが完成したらコーディング作業に入ります。

現状「広報宣隊」サービス内ではコーディング業務はご対応していません。
なぜ対応できないのか、順を追ってお話しさせていただければと思います。

コーディングとは、プログラミング言語を使ってプログラムを組み立てていくことです。

WEBサイトで言えば、出来上がったデザインをWEBブラウザで閲覧できるように
「HTML」や「CSS」などの言語で記述していくことです。

こういったプロブラム言語で記述されたものを「ソースコード」と呼びます。

WEBサイト制作を建築に例えるとイメージしやすいかと思います。

サイトマップやワイヤーフレームの作成は建築で言うところの設計段階です。
その次のデザイン作成は外壁の色や材質などを決める段階。
そしてコーディングは実際に家を組み立てる建築の段階になります。

このコーディングを行うことによって、
紙の上のデザインだったWEBサイトが
「Internet Explorer」や「Google Chrome」などの
WEBブラウザで閲覧できるようになります。

「リンクをクリックすると、別のページに飛ぶことができる」
「トップページのメイン画像をスライドショーにする」
「スクロールすると写真や文字がフワッと現れる」
などの仕組みも、このコーディング作業によって作られていきます。

例として、HTMLソースの一部を見てみましょう。

パッと見ると、何が書いてあるのか理解できないし
何よりものすごく難しそうですよね?

ここにECサイトの機能を実装させるなど、システム構築が必要な要素が絡んでくると
ソースコードの量が膨大になり、それだけ工数や時間がかかることになります。

また、このコーディング段階でも、
WEBサイトの構成の変更や見た目・効果の追加、
Javascriptの実装、システムの変更・修正などが起こることが多いです。

本来であれば「企画」の段階できちんと詰めておかなければならない部分ですが、
発注側と受注側の認識の相違やクライアントの意向など
様々な理由で仕様の変更、大幅な修正などが発生します。

近年ではHTMLやCSSのバージョンアップに伴い、
コーディングの幅が広がったことで
多少複雑なものでも簡単にリカバリーできることもありますが、
双方の責任の所在によっては追加費用が発生することもありますし、
当然納期も遅れてしまいます。

また、システム構築が必要な案件で
仕様が急に変更になったり、大幅な修正が必要になった場合は
システムそのものを1から構築し直さなければならないこともあります。

上記のような変更・修正があった場合、
最悪の場合デザイン段階や企画段階まで遡ってやり直し、と言うことも起こり得ます。

こういった理由からコーディング作業は時間がかかる上にスケジュールが読み難く、
「広報宣隊」でご対応する場合、1案件ごとの進行という性質上
他の業務の発注も滞り、お客様にご迷惑をおかけすることが多いのです。

そのため、現状ではコーディング作業については「広報宣隊」ではなく
弊社ティー・オー・エムへのスポット案件としてご発注いただき、
別途見積もりにてご対応させていただいております。

何卒、ご理解・ご了承いただければと思います。

 

今回はここまでです。

次回はWEB制作最後のステップ「公開」についてです!

お楽しみに!!

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